スノーシャワーの意味 登山用語

スノーシャワー

スノーシャワー(英語:snow shower)とは、対流性の雲から降る雪のことで、しゅう雪(しゅうせつ)とも言う。降り始めや降り止み方が急であり、いわゆる降雪強度が急に変化するのが特徴である。特に短時間で止むような一過性の降雪はにわか雪と呼ばれ、降っている途中であっても青空が見られることがある。

なお、対流性の雲とは、積雲や積乱雲のことであり、これらの雲は上昇気流にのって垂直に発達し、水平に広く広がらないので、雲同士がつながることなく、固まっているのが特徴である。この雲が振らせる雪は、10分〜数10分とすぐに止むことが多い。ある地点を雲が通過しながら短期間に雪を降らせ、雲のかたまりが複数ある場合は、振ったり止んだりが繰り返される。降ったりやんだりが長い時間続いていると、雪時雨(ゆきしぐれ)とも呼ばれる。

なお、冬季の日本海側ではしゅう雪は冬季雷や雹を伴うこともある。この様子を気象情報では「断続的に雪が降っている」という表現が用いられることが多い。