スノーシューの意味 登山用語

スノーシュー

スノーシュー(英語:snow shoe)とは、雪上を歩くための道具であり、新雪や深雪の上では、アイゼンでは限界があるが、スノーシューは浮力があるため、ツボ足ほど足が沈むことなく快適に歩行することができる。

一方で、スノーシューには急斜面には向いておらず、アイゼンが必要になる。雪上ではアイゼンとスノーシューを使い分けしながら登山する。スノーシューには「傾斜地用(登山)」と「平地用」がある。「傾斜地用(登山)」では、雪面をしっかりと捉えるだけではなく、トラバースをするときにも斜面を捉えるよう、アイゼンの刃のようなツメがついている。機能性を盛り込んでいるため重くなるが、登山からスノーシュートレッキングまで対応可能。「平地用」では、スノーシュートレッキングを対象としているため、軽量で動きやすいように設計されている。スノーシューのフレームはアルミ製の素材でできているものが多い。

なお、スノーシューの起源は約6000年前の中央アジアとされており、ヨーロッパに伝わったものがスキーに、シベリア経由で北米に伝わったものがスノーシューになったと言われている。