スノーソーの意味 登山用語

スノーソー

スノーソー(英語:snow saw)とは、雪のブロックを切りだすときに使う雪上用のノコギリのこと。木材用のノコギリよりも刃のギザギザ部分が大きくなっているのが特徴で、雪洞(せつどう)やイグルーといった生活住居を作る時や、弱層テストの雪の切りだし、などに使用する。

雪山登山では三種の神器(ゾンデ棒、ビーコン、スコップ)が必携であるが、加えてテント泊する場合には、スコップも欠かせない。テント泊の場合、防風壁として、テントの周りに雪を積み上げる場合もある。その時に、スノーソーを持っていれば、雪のブロックを切りだして積み上げることができるので、作業が早くなる。イグルーは雪のブロックを大小の大きさに切りだして、ドーム型になるよう積み上げていくので、スノーソーは欠かせない。

雪洞づくりの場合は、基本は雪を掘りだしていく作業になるが、ここでもスノーソーがあると、雪をブロックで切りだすことができるので、スピードも早くなる。スノーソーがスコップの柄に入るようになったものがあるが、スノーソーの幅がその分狭くなっている。