スノーピークの意味 登山用語

スノーピーク

スノーピーク(snow peak)とは、1958年に、山井幸雄氏によってアウトドアメーカーとして設立される。登山家でもあった山井幸雄は、自分で使う登山用具を、鍛冶屋に注文して作らせていたという。そこから、現在のスノーピークにつながる、「自分自身が道具を必要とし、道具を使うユーザーとして欲しいモノを形にする」というモノ作りの姿勢が生まれた。

1964年にはフィッシング(魚釣り)の道具製造に着手し、1988年にはキャンプ用品の製造を始める。現在では、オートキャンプ、登山用のテント・寝具・タープ・ランタン・ストーブ・ガスバーナーなどのアウトドア製品の開発・製造を行っている。スノーピーク社ではコンセプト設定・設計時から販売に至るまでのそれぞれの過程で「仮説⇔検証」を繰り返し行い、高品質の製品を生み出している。

スノーピークの本社は新潟県燕三条市にあり、モノづくりの町として有名であり、特に鍛冶屋が多い。ある日、約600年前の遺跡から無傷でデザイン性の高い鉄鍋が出土し、衝撃を受けた同社では、アウトドア用品の1つ、ダッチオーブンにその鉄鍋の要素を盛り込んだ、新商品を開発している。燕三条という土地柄が生んだものである。