スノーブリッジの意味 登山用語

スノーブリッジ

スノーブリッジ(英語:snow bridge)とは、橋のアーチのような形をした自然に形成された雪塊であり、氷河や雪渓で見られる。クレバスに雪が吹き溜まり、橋のようになったものや、氷河や雪渓の下が水流により下から融解が進んで橋のようになったものもある。

日本では谷間やカールに雪渓があるが、残雪期の雪渓は、雪渓が融けた雪融け水が川となって、雪渓の下を流れていることがある。残雪が薄い場所を歩けば雪渓の底を踏み抜くこともあるし、万が一落ちた場合に、落差が1m程度であれば濡れるだけで済むが、数メートル以上も落差がある場合は大怪我をするし、流れが早ければそのまま下流に流されてしまう可能性もある。

踏み抜かないためには雪の色を読み、やや黒みがかっていたら要注意である。沢にある雪渓は、アーチだけではなく、沢の両端も薄くなっていて崩落するおそれもある。また、スノーブリッジの下をくぐるという事も、崩落・崩壊の危険性があるので、絶対に行わないことである。前日に通過したアーチが、翌日に通過したらアーチがなくなっていた、ということもある。