セツルメントコーンの意味 登山用語

セツルメントコーン

セツルメントコーン(英語:Settelment Corn)とは、Settelmentとは定着という意味である。雪山にある樹木の根元に雪が盛り上がったように付いている場合、最近は降雪がなく、すでに積雪している雪は沈下して落ち着いた状態にあることが分かる。

雪山に入る場合、樹木林では木の根元を見てセツルメントコーンが出来上がっているかどうかをチェックする。これがみられれば、雪質は安定して締まっている(雪同士が結合しているという意味)ので、弱層が形成されている可能性は少なく、雪崩が発生する可能性も少ない、とされている。

なお、弱層とは降雪した雪が、すでに積雪している雪面と結合せずに、そのままの雪粒の状態で新たに積雪しているため、何らかの刺激が加えられると、この部分が崩壊して雪崩を引き起こすことになる。弱層を形成する雪は、新雪、表面霜、霜ざらめの雪、あられ、濡れざらめの雪が元になる。何らかの刺激とは気象条件の他に、人間の行動によるものが多い。