セルフビレイの意味 登山用語

セルフビレイ

セルフビレイとは、危険個所で安全を確保するために、着用しているハーネスを固定されているアンカーに結び付けることをいう。これがセルフビレイ=自己確保である。危険個所とは、岩場の急斜面などで、足を滑らせると滑落する危険性が高い場所である。

セルフビレイの手順を挙げていく。@自己確保する前に、アンカー(岩に固定されている杭・潅木・岩角など)は必ずチェックして、動かないことを確認する。杭が古くなっていたり、灌木や岩角は思わぬ方向に力をいれると動いたり抜けたりすることもある。A着用しているハーネスのビレイループにソーンスリング(テープスリング、ロープのようなもの)をガースヒッチで接続して、安全環付カラビナをアンカーにかける。このときソーンスリングが長すぎると滑落時の衝撃が大きくなり、短くても動きにくいので、調節できるようにしておくといい。Bセルフビレイするときに、必ず自分の体が安定する体勢で行う。トラバースの場合は、鎖に直接安全環付きカラビナをかけて横移動する。