アバランチトランシーバーの意味 登山用語

アバランチトランシーバー

アバランチトランシーバー(英語:Avalanche transceiver)とは、ビーコン(英語:beacon)と同じである。雪崩に巻き込まれて、雪に埋まった人を探すための電波送受信機である。アナログタイプとデジタルタイプがあり、デジタルタイプの方が範囲が狭いのが難点だが、最近のビーコンで上位機種では、アナログ・デジタル併用式が出ており、価格帯は高くなる分、電波の送受信範囲が広くなる。

使用方法は、雪山に入山する時あるいは危険な場所を通る時、ビーコンを送信モードに切り替えてから行動し、万が一雪崩が発生し、誰かが雪崩に巻き込まれた場合に、救助者は自分のビーコンを受信モードに切り替えて、捜索開始する。登山者の間では冬山登山において、ビーコン・スコップ・プローブの携帯は常識になっており、レスキュー講習会に参加して操作・救助方法などを会得している人が多くなってきているが、スキー場から派生してきた山スキーやボーダーは雪層や雪崩などの知識を持ち合わせていないことが多く遭難率が高い。