ゾウ足の意味 登山用語

ゾウ足

ゾウ足とは、テント用シューズのこと。テントの中で防寒のために履くシューズで、メーカーによってさまざまなタイプがある。シュラフの靴版のようなもので、外側の素材は透湿防湿性素材を採用し、内側には羽毛あるいは化繊タイプがある。

テント泊の時にテントで履くことを目的としているので、靴底に滑り止めがついている他、長さも長いものから短いものまである。たとえば、雪山登山でのテント泊では、時々テントの外に出て除雪する必要があり、そんな時にもいちいち登山靴に履き替えなくて済むよう、透湿防水性素材の布が使われており、濡れないよう工夫もされている。その場合にはロングタイプ(45cm)のものでは足口から雪が入らないように設計されている。トイレにもそのまま履いていく事が出来るし、外をそのまま歩きまわることもできる。

重量はロングタイプでも200gと軽量であり、それほどかさばるものではない。必須アイテムではないが、さすがにテントの中で靴下では寒いので、有るといいかもしれない。厳冬期でのテント泊では必須になる。