アプザイレンの意味 登山用語

アプザイレン

アプザイレン(ドイツ語:abseilen)とは、懸垂下降またはラッペリング(英語:rappelling)のこと。ロープを使って岩場などを下降する技術で、クライミングやレスキューなどで使用される。

セット手順は、【1】アプザイレン用の支点を確保し、【2】支点にロープを通し、【3】自分の体に装着しているハーネスに下降器(エイト環やATC)をセットし、【4】下降器にロープをセットして、【5】ビレイヤーに安全確保してもらったうえで、【6】岩壁の上を歩くようにして後ろ向きで降りていく。下降器やハーネスが無かった時期は、肩にロープをまわして下降する肩がらみ懸垂が主流であり、ロープが抜けたりなど事故が多発していた。

現在でもクライミングにおいて事故が多い場面でもあるが、この場合は、ロープが短かった、確保支点が壊れた、などの原因がある。いずれにしてもアプザイレンは必要な技術なので事前に習熟してから実際にフィールドで行う。