ゾンデの意味 登山用語

ゾンデ

ゾンデ(ドイツ語:Sonde)とは、雪崩に巻き込まれて雪の中に埋もれてしまった人を探すための棒のこと。直径10mm、長さ2〜3mの棒で、未使用時は折りたたまれているが、使用時はこの棒を伸ばして、雪の中に刺して使う。

雪山登山、バックカントリースキー(山スキー)など、雪山で行動する人は、ビーコン、スコップ、ゾンデは必携の道具である。ゾンデの長さは2〜3mというのは、雪崩に巻き込まれた時、雪の深さが2m以上あると、探し当ててから掘り起こすまで時間がかかってしまい、生存率が低くなると言われており、また地上に出ている部分が50cmは必要と考えると3m程度であると言われている。

遭難者がビーコンを持っている場合、捜索者がビーコンで探し当てることができるので、キャッチした場所を特定後、ゾンデを突いて探して行く。県警山岳救助隊が捜索活動を行う時、ビーコンで位置特定後、隊員で一列に並んでゾンデを突いて捜索していくのである。なお、ゾンデは救助活動の他に、積雪の深さを知るのに使うこともできる。