タイインポイントの意味 登山用語

タイインポイント

タイインポイント(Tie-in point)とは、ハーネスとロープを接続する時に使用するポイントのことである。タイインループ(Tie-in loop)またはタイインルーム(Tie-in room)ともいう。

タイインポイントは、ハーネスの前部分のウェストについているループと、レッグループを接続するようについているループと、2つのループ両方にロープを掛けて、8の字結び(エイトノット)で接続する。結び目は固く締めて、末端が15cm以上あるようにし、末端部分は絡まないよう結ぶなどして末端処理する。ハーネスをロープにかけるとき、ウェスト部分だけ、レッグ部分だけ、あるいは他のポイントに誤って掛けないようにする。カラビナをタイインポイントに掛けて接続することも禁止である。

ハーネスの基本構造は同じだが、メーカーによってタイインポイントの場所が違うので事前に必ず確認をしておく。また、ハーネスは必ずお店で試着してから購入する。ハーネスを試着してロープにかけて、ぶらさがったときに、後ろに倒れるような感覚や、バランスが悪いなどの違和感を感じるときは、そのハーネスは合わないので購入しないようにする。このハーネスを使うと実際にバランスを崩して頭が下になる可能性もある。