耐水圧の意味 登山用語

耐水圧

耐水圧とは、テントやフライシートなどの防水性を持つ布地が、沁み込もうとする水の力を抑える性能数値のことをいう。要するに、どれくらいの水圧に対して耐えられるかというもの。

単位は「mm/cm2」で表わされる。たとえば、耐水圧が20,000mmと表示されていたら、その布地の上に1cm四方の柱をたて、そこに水を入れ、20,000mm(20m)までの高さに入れた水圧に耐えることができるという意味である。登山ウェアなどでは求められる耐水圧が最低20,000mm以上が必要とされ、スキーでは耐水圧が10,000mm以上となる。

テントの場合は1,500mmとされる。登山用のレインウェアでは耐水圧と防水透湿性の値が重要になる。レインウェアでは耐水圧が最低20,000mm以上とJIS規格で定められているので、アウトドアメーカー製のものは耐水圧20,000mm以上という基準を満たしている。テントの場合は耐水圧が最低1,500mmは必要とされており、きちんとしたアウトドアメーカーはこれを上回る基準値で提供している。