竹ペグの意味 登山用語

竹ペグ(たけぺぐ)

竹ペグとは、竹でできたペグのこと。1本あるいは2本(この場合はクロスにして組みたてておく)で、雪山でのテント張りで、固定アンカーとして雪中に埋めて使う。軽く、雪がつきにくい、木より薄くでも割れにくい、という竹の特性を利用したもの。

この竹ペグにあらかじめ紐をつけておくと、雪山での作業もはかどり、また雪が凍っていて固くて竹を掘りだすことができなくて放置する場合も、自然のものなので土に還ると言われている。そのために、紐は自然素材で土に還るものを使用するよう推奨する人もいる。

なお、竹ペグを扱っているスポーツ店は少なく、自作している人が多いようである。どこかの竹やぶから、竹を取ってくる事は厄介な事になるのでそれは止めておき、ホームセンターなどで手に入るので、それを加工するといい。竹が見つからなかったら、割り箸などで代用することもできるが、強度は竹より劣る。竹は虫がわくのを防ぐため、冬に採取したものがいい。