アマチュア無線の意味 登山用語

アマチュア無線

アマチュア無線とは、趣味で行う無線通信のことである。通信を行うために、国毎に割り当てられている公共電波を使うことになるのでそれを正しく理解して使用するためには「アマチュア無線技師(国家資格)」の取得が必須であり、第1〜第4級まである。数字が小さくなるほど、取り扱える電波の周波数が大きくなる。

登山では、144メガヘルス帯/430メガヘルス帯の周波数がよく使用され、430メガヘルツ帯にはレピータと呼ばれる無線中継所があるため、小型の無線機でも、はるか遠くまで交信が可能である。ただし、モールス信号を出せるのは、第3級からとされている。

また、2013年時点では、相互協定を締結している国(アメリカ、ドイツなど11ヶ国)でも運用が可能であるが、各国の定める基準に準拠しなければならない。なお、アマチュア無線家のことをハムという場合があるが、これはハーバードラジオクラブが1908年に開局した際に、アマチュア無線局の名前を、当時のオペレーター3人の名前の頭文字をとって、HAMと名付けたことに由来する。