テグス結びの意味 登山用語

テグス結び

テグス結びとは、ロープの端と端をつなげる結び方のひとつである。テグスとは釣り糸のテグスに由来し、釣り糸のことである。英語ではFisherman's Notというので、釣りで使われる用語から来たと分かりやすい。

テグス結びは、適切に結んでいれば強度があるので、太さが異なるロープの連結にも使える。クライミングや懸垂下降の際の捨て縄を結ぶときに使われるが、そういう場合はより強度がある二重テグス結びが良いとされる。こちらはテグス結びを二回巻いたものである。

テグス結びの方法は、@2本のロープを平行に重ね、一方を止め結びし、もう一方も同じようにする。A両方結んだとき、それぞれの両端を、一方が上側なら、他方は下側に向けておく。Bロープを引いて、結び目がくっつくようにする。このときに結んだ両端が平行になっていれば、適切に結べている証拠である。なお、このテグス結びは、イングリッシュ、ウォーターノットなどといろいろな呼ばれ方があり、登山だけではなくいろいろな場所で使える。