デシマルグレイドの意味 登山用語

デシマルグレイド

デジマルグレイド(英語:Decimal Grade)とは、アメリカのルートの難易度を表わすグレードで、Decimalとは小数を意味する。日本でよく見られる「バリエーションルート5.1a」などという記述は、アメリカのデシマルグレードから来ている。

フリークライミングが日本に伝わったときに、デシマルグレードも一緒に入ってきて、日本ではそのまま使用している。「クラス1」は、ハイキング程度。「クラス2」は、岩稜歩き。「クラス3」は、時々手を使う岩登り。「クラス4」は、簡単な岩登り。「クラス5」は、フリークライミング。「クラス6」は、エイドクライミング(人工登攀)である。「クラス5」はさらに細分化されていき、5.2〜5.9とあり、さらに5.10からは5.10a〜5.10dとアルファベットがつくことになり、現在では5.15cが最難易である。

各国(イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランスなど)で基準があるので、その国の基準にあてはめたい場合は、グレード換算表を利用する。なお、ボルダリングは、また別のグレードシステムがある。