天気俚諺の意味 登山用語

天気俚諺(てんきりげん)

天気俚諺とは、お天気予報に関する昔からの言い伝えのこと。昼以降からは天候が不安定になりがちなので、登山は早朝出発〜昼過ぎまでには下山というスケジュールが原則である。

標高が高くなるほど、天気が変わりやすくなる。登山前に気象情報を確認するのはもちろんのこと、予報では予測できない事態も発生し得る。そこで空模様や遠くから聞こえてくる音の感じで、天気を予測できるようになると、登山中の行動を決定することができる。

お天気に関することわざに「遠くの音が聞こえると雨が降る」「太陽や月にかさがかかると雨」「雲中で大音響がすると大雪がくる」などさまざまな言い伝えがある。ことわざ以外にも、上空の雲の流れが早ければ、上空は強風が吹いており、気圧の変化が近づいているので天気が崩れる可能性がある、といった具合に、天気の流れを読めるようになるとよい。山岳ガイドと言われる人たちは、気象予報はこまめに把握しつつも、経験からも空からも天気の変化を予想できる。