ドイターの意味 登山用語

ドイター

ドイター(Dueter)とは、1898年、ドイツにてハンズ・ドイター(Hans Dueter)によって設立された。当初は郵便局向けの郵便袋などを製造しており、しだいに生地なども生産するようになり、テントの貸出も始めた。

1919年には社名をDueterと変更し、バックパックなどの製造を始め、バッグパックやテント、鞄などの革製品も製造を手掛ける。1934年にはナンガルパット登山隊へバックパックを提供し、1938年にはアンデール・ヘックマイヤーのアイガー北壁登頂に、その後第二次世界大戦期に鞄の製造・管理が軍の管理下に置かれたが、終戦後、ヘルマン・ブールのナンガルパット登頂で使われる。1968年には、世界でいち早くナイロン製のバックパックの製造を手掛け、やがて他社も追随した。1988年には登山家や山岳ガイドたちが開発チームに加わるようになり、フィールドの声をフィードバックさせた製品作りを始めた。

以降、ドイターは世界のマーケットリーダーとして、各スポーツ分野へのバックやシュラフなどを開発・製造している。