凪の意味 登山用語

凪(なぎ)

凪とは、風速0.0〜0.2m/sとほぼ無風状態のことをいう。海から離れた内陸では、陸からの上昇気流と、山から吹き下ろしてくる風があるが、上空が高気圧に覆われた場合、風もなく一日凪で穏やかな日があるが、沿岸地域では、陸から海へ吹きだす陸風と、海から陸へ吹きだす陸風が、循環するように絶えず風が吹いている。

朝と夕で風が切り替わるのが、この切り替わりの間が無風状態になる。陸風から海風に切り替わるときは朝凪、海風から陸風に切り替わるときは夕凪という。凪の日は登山やアウトドア活動にうってつけの日和である。

なお、マリーンスポーツでは、凪のことをべた凪と言い表わす。スキューバダイビングでは、ベタ凪の時は海面も海中も穏やかなのでダイビング日和である。釣りの場合は凪の日に釣れやすい魚もいればそうでない魚もある。サーフィンなどは波乗りなのでべた凪の時はサーファーは波が出てくるのを待つか日にちを改めるしかなかったりする。