アルコールコンロの意味 登山用語

アルコールコンロ

アルコールコンロとは、エチルアルコールとメチルアルコールを燃料として使うコンロである。アルコールを燃料とするアウトドアクッキング一式では、トランギア社(Trangia)が提供しているストーム・クッカーやアルコールバナーが有名である。

受け皿にアルコールを入れて火を付けると周囲の穴から火が出るという仕組みである。シンプルな構造であり、燃料用アルコールが薬局などで簡単に手に入ることから、アルミ缶などで自作する人が多いが、メーカー製のものは熱伝導率を考えて作られているので、周囲に熱が逃げないようになっている。

アルコールコンロのメリットは、アルコールは凍らないのでマイナス20℃の寒さでも使えることである。デメリットはガスに比べると火力が弱いことである。火力が弱いため、お湯が沸くのに時間がかかるので、時間に追われる登山には向いていない。1ヶ所に留まって楽しむキャンプ向きといえる。ガスは寒さには弱いが火力が強い、という点がある。