アルパインクライミングの意味 登山用語

アルパインクライミング

アルパインクライミング(Alpine-climbing)とは、本来の意味はヨーロッパ・アルプスの登山であり、ヨーロッパ・アルプスの山岳は岩壁・氷壁登攀がメインになる。これが転じて日本では山岳登攀、山岳における岩壁登攀の事を指している。

アルパインクライミングの主な目標が登頂することや岩壁を登りきることにあるので、フリークライミングの技術に加え、人工登攀(フックなどで足場をセットして登ること)の技術を用いて登攀する。現在はなるべく自然なスタイルで登攀を目指すのが主流になりつつあり、日本でもアルパインクライミングの定義の見直しがなされてきているがまだ結論が出ていない。

日本でのアルパインクライミングは「夏期の山岳での岩壁登攀」「積雪期に夏に開拓したルートを冬期に登攀する」「積雪期の岩壁登攀中に氷壁や氷瀑、ルンゼがある場合、積雪期しか経験できないルートの登攀」などが例に挙げられる。アルパインクライミングでの登山家はアルパインクライマーと呼ばれる。