日本アルプスの意味 登山用語

日本アルプス

日本アルプスとは、日本の中部に位置する山岳地帯の総称を日本アルプスと呼んでいる。飛騨山脈(北アルプス)、木曽山脈(中央アルプス)、赤石山脈(南アルプス)の総称であり、北・中央・南アルプスと分けたのがのちに日本山岳会を設立する小島鳥水である。

日本アルプスの名称は、1881年に刊行されたイギリス人による著書『日本案内』の中で、イギリス人鉱山技師のウィリアム・ゴーランドによってJapanese Alpsと記されたのがきっかけである。後にイギリス人宣教師ウォルター・ウェストンによって日本アルプスがイギリスで紹介されている。両者とも登山家であり、ウィリアム・ゴーランドは、1874年にアトキンソン、サトウら外国人3人で六甲山に西洋式登山で初めて登った外国人である。

現在では固有の名称よりアルプスの名前で呼ばれるほうが多い。それぞれの山脈は縦走コースとしても人気があり、特に北アルプスには難所が連続していることもあって登山家が集中する傾向がある。