ネックゲイターの意味 登山用語

ネックゲイター

ネックゲイターとは、ゲイターのネック版である。ゲイターとは足首からひざ下まである、防水素材でできた布であり、雪山登山において、雪が足口部分から侵入するのと、アイゼンの爪をパンツの裾に引っ掛けて破れるのを防ぐ目的で着用される。英語ではスパッツという。

そのゲイターをネックを保温するようにしたものが、ネック・ゲイターである。首周りだけを保温するタイプから、目出し帽のような目を除く顔部分を覆うタイプ(アルパインクライマー用)、目下から首までを覆うタイプ、夏に使用するクール・ネック・ゲイターもある。首周りだけを保温するタイプであれば、おしゃれな色があるのでタウンユースでもマフラーの代わりとして使うことができ、目下から首までを覆うタイプは、スキーなどの冬季アウトドアで顔が寒い時に使える。

目出し帽のようなタイプは、厳冬期の冬山登山、高所登山向きであり一般的には使われない。夏用のクールネックゲイターは日焼け防止としてである。速乾性素材で、目元から首元までを覆うことができる。