ハイドレーションシステムの意味 登山用語

ハイドレーションシステム

ハイドレーションシステムとは、ザックの中に水筒を入れておき、ストローが長くなったようなチューブを出しておいて、いつでも飲めるようになっているもの。このハイドレーションシステムの水筒本体は、ステンレス製のようなボトルやプラスチック製の袋などがある。

ボトルタイプのものは中身が減ると重さは軽くなるが、ボトルの形は変わらない。プラスチック製の袋のものは、中身が減ると、袋のカサも減るため、荷物として場所をとらない。また、替えのタンクもあるので、何日間かかけて登山する場合には、数個もっているとよい。口にくわえる部分は外にむき出しになっているので、カバーを取り付けてることで清潔さを保つことができる。このタイプの水筒は、都度小休止を取ることなく、歩きながら水分補給ができるので時間節約にもなる。登山競争などタイムを競う種目や、脱水症状を起こさないよう、こまめに少しずつ水分を補充するのに最適である。

ただ、使用後の手入れが大変であり、スポーツ飲料などを入れた場合は、糖分がチューブや口にくわえる部分などに残りやすいので、専用のキットで洗ってしっかり乾燥させる必要がある。