8の字結びの意味 登山用語

8の字結び

8の字結びとは、結び目が数字の8の字の形になる結び方のことである。8の字結びはフィギュアー・エイト・ノット(figure eight knots)ともいい、ロープの末端結びや中間結びとしてこの方法を使用する。

結び目の端は約30cmほど出しておいて末端処理を忘れずに行うと結び目がほどけない。あらかじめロープを2つ折りにしておき、ロープをねじらないようにして8の字に結ぶ方法や、1回8の字を作り末端を結び目に沿うようにしてふたたび通す、といった2通りの方法があるが結果は同じである。この時にロープがねじれていないこと、結び目がきれいに揃っていること、などが強度を高める。

ハーネスとロープを接続する場合は、二重8の字結び(Figure Eight Follow-through)を使用する。この時、末端処理(バックアップ)を忘れないようにする。8の字結びは、シングル・ダブルともにクライミングでは一番よく使われる結び方のひとつでもあるので、何回も実践し、本番で短時間でできるように習得しておく。