白骨林の意味 登山用語

白骨林(はっこつりん)

白骨林とは、木々が立ち枯れして、まるで白骨のようにみえる林のこと。人為的な原因や酸性雨の影響などがあげられる。

吉野熊野国立公園大台ヶ原の正木ヶ原のトウヒの白骨林が有名である。1959年9月26日に紀伊半島一帯を襲った伊勢湾台風の影響で暴風により木々がなぎ倒れてしまった。そこに人間が木々を運びだしたことが、かえって土壌の乾燥化を招き、笹が繁殖するようになり、結局残った木々も立ち枯れてしまったと言われている。

更に追い打ちをかけるように、鹿の個体数が増えたことによる鹿の食害(新芽などを食べる)、1961年に大台ヶ原ドライブウェイの開通は登山者数の増加を招き、現在のような姿になってしまったと言われる。それまでは樹木林で、表土は苔むしているような場所であった。自然保護のため、2007年9月1日以降は、西大台地区は入山規制が実施されており、平日は30人、土日祝日は100人とかなり厳しく制限されている。なお、大台ヶ原は屋久島と並ぶ多雨地帯でもあり、秋の台風シーズンは1日の降雨量が300mmを超えることが多いと言われている。