バリエーションルートの意味 登山用語

バリエーションルート

バリエーションルート(英語:variation route)とは、登山において一般ルートとは異なり、より登攀が困難なルートのことをいう。登山道は道が木道や階段が設置されていたりと、登山道周辺の植生保護の目的と、登山者が迷わないよう標識が設置されていたり、と整備されている登山道のことを一般登山道という。

ガイドブックや登山図にはこの一般登山道が表示されている。これに対して、バリエーションルートとは、一般登山道ではない登山道をルートファンディングしながら歩くことである。整備はされていないが、踏み跡はできている場合もあるが、岩壁などもあったりする場合もあるので、登山技術を持つ、登山熟練者向きのコースである。木に目印がついている場合もあるが、基本は自分が頼りになるので、読図技術を習得していることと、常に確認しながら歩くことになる。

一方で、バリエーションルートはあまり知られていないので、登山者が少なく、静かに自然を満喫できる点もある。