アルプス一万尺の意味 登山用語

アルプス一万尺

アルプス一万尺とは、ひとつは長さを表わす単位、もうひとつはアメリカの民謡をもとにした替え唄である。まず長さとして、1尺=約30.30pなので、一万尺=約3,030mになる。日本のアルプスは約一万尺(3,000m級)ということを言っている。また、替え唄としては、原曲はイギリスの『『ルーシーロケット(Lucy Locket)』(イングランド・チャールズ1世時代)の子供たちの替え唄が、『ヤンキードゥードゥル(Yankee Doodle)』としてアメリカに伝わり、日本ではそれを元に替え唄として作られた。

日本版も子供たちの替え唄遊びで唄われていた。歌詞は29番まであり、1番目の歌詞は『アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを 踊りましょ』で始まり、29番目の歌詞は『まめで逢いましょ また来年も 山で桜の 咲く頃に』で終わっている。2番から28番までは富士山、槍、穂高、西穂などと山の名前が出てくることもあれば、恋愛が出てきたり、雉打ちや花摘みなどのトイレの隠語も出てきたり…まとまりがないが深い意味の歌詞になっている。