アルプス三大北壁の意味 登山用語

アルプス三大北壁

アルプス三大北壁とは、ヨーロッパアルプスの「グランドジョラスの北壁」「マッターホルンの北壁」「アイガー北壁」の3つの北壁は登攀が困難な三大ルートと言われている。

グランドジョラス(Grandes jorasses 標高4208m)はフランスとイタリアの国境にある山で北壁はウォーカーバットレスのことである。知名度は他の2つに劣るが最も難易度が高いと言われる。マッターホルン(ドイツ語ではMatterhorn 標高4478m)はアルプス山脈の1つ。氷食尖峰と言われピラミッド型のような形をしているのが特徴で、四方の四壁のうち北壁が難関ルートであり、熟練の登山家であっても難しいとされる。アイガー(Eiger 標高 3975m)はベルニーズアルプスまたはベルンアルプスの1つでスイスを代表する山である。1967年に高田光政が、日本人初のアルプス三大北壁をすべて登頂している。1969年にモンベル創始者の辰野勇氏が21歳という年齢でアイガー北壁に登頂成功し、当時世界最年少記録を打ち立てている。