ビクトリノックスの意味 登山用語

ビクトリノックス

ビクトリノックス(Victorinox )とは、1884年、スイスでカール・エルセナー(Karl Elsener )によって設立された工房が始まりである。1891年にスイス陸軍にソルジャーナイフ(今日のツールナイフの原型)を納入した。

1897年にはスイス・オフィサーとスポーツ・ナイフの特許を取得している。1909年には類似品が出回るようになったため、すべての折りたたみナイフにクロス(十字)をナイフの柄に入れることで区別し、これが今日のビクトリノックスのロゴマークとなっている。1921年にはステンレス素材を開発し、Inoxと1909年に亡くなったカールの母Victoriaの名前を掛けて、ビクトリノックスと社名変更し、今日に続く新ブランド名(社名)が誕生した。

1945年にはアメリカ海軍とアメリカ空軍にスイス・オフィサー・ナイフを納入している。彼らはスイス・アーミー・ナイフと呼び、英語圏で同社の製品が認められたきっかけとなった。1992年、ビクトリノックス社は海外展開し、まず日本に出店している。。2005年には、1893年創業で同じくスイス陸軍にナイフを収めている、Wenger社(現在もブランドとして存続)を買収した。ビクトリノックスは創業当初から、ツールナイフだけでなく、家庭のキッチン用包丁も製造している。