ビッグウォールの意味 登山用語

ビッグウォール

ビッグウォール(英語:big wall)とは、高さが1000mを超えるような巨大な岩壁のことをさすが、何をもってビッグウォールとみなすのか、基準が明確ではない。

アメリカのヨセミテ国立公園内には「三大ビッグウォール」と呼ばれる、エルキャピタン(El Capitan)、ハーフドーム(Half Dome)、ワトキンス(Mt. Watkins)のビッグウォールがある。エルキャピタンはヨセミテ渓谷の北側に位置し、渓谷の谷底から頂上まで高さが約1000m、花崗岩の一枚岩からなる岩壁である。ハーフドームはヨセミテ渓谷の東側に位置し、谷底から山頂までの高さが約1524m、花崗岩の岩壁である。ワトキンスは、ヨセミテ渓谷の南側に位置し、谷底から山頂までの高さが約2591m、岩質は不明。これらのビッグウォールに挑戦するクライマーは後を絶たない。

なお、ヨセミテではフリークライミングが起こった聖地でもあり、これらのビッグウォールに限らず、高さ3mからの岩など、さまざまな大きさの岩や岩壁があり、クライマーは自分にあった岩壁に挑戦できる。