ヒドゥンピークの意味 登山用語

ヒドゥンピーク

ヒドゥンピーク(英語:Hidden Peak)とは、隠れた峰という意味である。ガッシャーブルムT峰を指している。中国・パキスタン国境に位置しているカラコルム山域の最高峰で、標高8068mと世界11位の標高である。

ガッシャーブルムT峰がヒドゥンピークと呼ばれる理由は、麓からは見えなく、氷河をかなり登ってからでないと山容が出てこないことから、そう呼ばれている。また、ガッシャーブルムの山名はバルティ語で「rgasha=美しい、brum=山」を意味しており、一般的に言われている「輝く山」とは少し異なる。バルティ語とは現地のチベット語の方言。1958年7月5日にアメリカの登山隊が登頂に成功している。

日本人では2004年7月25日に登山家の竹内洋岳氏が国際隊で登頂している。ガッシャーブルムT峰はK5とも呼ばれる。8000m以上の山を「座」といい、各国の登山家が世界中の「座」の登頂を目指して登山している。ガッシャーブルムT峰もこの座の1つの山である。