ヒュッテの意味 登山用語

ヒュッテ

ヒュッテ(ドイツ語:Huette)とは、日本語では山小屋という意味である。登山者にとって宿泊・休憩する施設で、緊急時における避難小屋としての役割も担っている。

有人小屋と無人小屋があり、避難小屋としての機能を持つ小屋は無人小屋である。管理人がいないのはもちろんのこと、トイレ、水場などの宿泊設備が整っていないので、文字通り、緊急避難小屋である。登山者が多いルートにあるところは有人小屋が主になる。あらかじめ予約してある登山者には1泊2食が提供され、布団も用意されている。緊急時は宿泊可能だが、食事は提供されないことがある。

山小屋はホテルではないので、相部屋が基本であり、混雑時は布団を共有して寝ることが多い。水源地にある山小屋はシャワー(石鹸使用禁止)が使えるが、ほとんどの山小屋はシャワー・風呂はない。国有林(国立公園など)にある山小屋は政府管轄になるが、この山小屋の側にあるキャンプ地も山小屋が管理している。