ファーストエイドの意味 登山用語

ファーストエイド

ファーストエイド(英語:first aid)とは、応急手当または救急処置のことをいう。野外では、人工呼吸、心臓マッサージなど、止血法、テーピング法など、最低限の応急処置の知識が必要となる。

欧米では、屋外におけるファーストエイドの知識を持つ人は標準的になりつつあるが、日本では日本独自のファーストエイドが普及し始めたと言われる。登山中の疾病に関しては平地での疾病と異なり、相応の手当てが必要とされる。日本登山医学会(一般社団法人)が「山岳ファーストエイド講習会」の開催を2013年度から始めている。この講習は、国際山岳連盟医療委員会(UIAA Medcom)、国際山岳救助協議会医療部会(ICAR Medcom)、国際登山医学会(ISMM)、WMSのガイドライン、コンセンサス(合意)に基づいて、日本向けにアレンジした内容で、「3SABCDE」を中心に講習している。

なお、ファーストエイドキットとは応急処置できるよう、必要な道具一式をひとつにまとめたものである。