フィッシャーマンズノットの意味 登山用語

フィッシャーマンズノット

フィッシャーマンズノット(fisherman's knot)とは、てぐす結びとも呼ばれており、本来は漁師が釣り糸などの細い糸を結ぶものであり、結び目が魚から見ると小さいものであった。この結び目が小さくて解けにくいという特性を生かして、ロープワークでも用いられている。

フィッシャーマンズノットはシングル結びで使われることはなく、ダブル結びで用いられることが多い。このダブル結びを、ダブル・フィッシャーマンズノットという。シングル結びは両端の止め結びが1回ずつ、ダブル結びは両端の止め結びが2回ずつになる。それぞれを止め結びした後に、両端のロープを引っ張って結び目をくっつけるようにし、固く締める。この時に両端のロープがそれぞれ、ロープの直径の10倍は余るようにしておく。(7mm径のロープであれば14cm残す。)

スリングを輪にする場合など、ロープ同士の接続にダブル・フィッシャーマンズノットを用いる。同じ太さ(直径)のロープを使用するのが望ましい。