安全環付きカラビナの意味 登山用語

安全環付きカラビナ

安全環付きカラビナとは、カラビナのひとつであり、ゲート(バネ付きの開閉部分)が、使用中に開かないようロック機能がついているものである。ロック機能付きなのですべての場面で適用できるというわけではなく、用途に応じて使い分ける。アンカーへのセルフビレーの連結、確保器とハーネスの連結、支点ビレーの際の確保器の連結、懸垂下降器とハーネスの連結、といった場面で使用する。

ロック機能にはオートロックとスクリューの二種類がある。「オートロック」タイプは、手を離すと自動的に安全環が回転してロックされる仕組みである。閉め忘れがない一方で、冬山では手部クをしたままゲート開閉が難しいのと、ゲートが凍結してりまうと開閉できなくなることみある。「スクリュー」タイプは、開閉しやすいが、ゲートを閉め忘れたり、閉めたつもりが安全環の先が引っかかっていてゲートが完全に閉じていなかった、ということがよくある。

たとえば、D型オートロックとHMS型スクリューは主に確保器や下降器を入れて使用する場合に、変形D型スクリューは、アンカーをセットする時に使用する。