ブラックダイヤモンドの意味 登山用語

ブラックダイヤモンド

ブラックダイヤモンド(Black Diamond)とは、イヴォン・シュイーナード(Yvon Chouinard)によって設立された、アメリカのアウトドアメーカーである。

シュイナードは14歳の時(1953年)にクライミングを始め、やがて1957年にはアメリカのヨセミテのビッグウォールを登るためのピトンの製造を独学で始め、1965年にシュイナード・イクイップメント社を本格的に設立する。シュイナードはある日、ヨセミテに行くと岩場に無数のピトンが埋め込まれ岩が破壊されていることに気が付き、岩に穴を開けないクリーンクライミングを提唱し、岩の隙間に器具を設定していくヘキセントリックを開発した。

やがてシュイナードはウェアの取り扱いも始め、社名をクライミングギアはシュイナード・イクイップメントのちにブラックダイヤモンド(Black Diamond)、ウェアはパタゴニア(Patagonia)と分けた。現在のブラックダイヤモンドはシュイナードとは別会社になっているが、ロスト・アロー・コーポレーション(LOST ARROW Co.)が持ち株会社でブラックダイヤモンドもパタゴニアも傘下になっている。ブラックダイヤモンドのクライミングギアやハーネスは今でもクライマーに支持されている。