フラットソールの意味 登山用語

フラットソール

フラットソールとは、靴底のソールが平らになっており、クライミング用シューズで採用されている。

クライミングシューズではフットホールド(足場)の設置面積が広いことが求められ、それにはフラットソールのほうが面積が広くなりやすいということがあった。クライミングでは「静止摩擦係数×面積×加重=フリクション」という考え方がある。ソールに面積と加重体重が加わることで、ソールの接地面積が押し広げられ、加えて加重体重という重みが加わることで、ソールのグリップ力が働き滑りにくくなる、ということである。それゆえクライミングシューズにはある程度の柔軟性があるフラットソールが好まれる。

逆に登山道は不整地を歩くことに加え、足を踏み出した時に着地点がガレ場だったりすると足元が不安定なのであす。これらに対してグリップを効かせることができるよう、パターンが深いソールが選ばれるのである。クライミングシューズはフラットソール、登山靴はカットが深いソールである。