フリークライミングの意味 登山用語

フリークライミング

フリークライミングとは、1940年代のアメリカのヨセミテ国立公園で起こったとされる。当時はまだ完全なフリークライミングではなく、「なるべくボルトを排除してクリーンなスタイルで登る」というものであり、これがさらに進化し、手足だけで登るというシンプルかつ難しいスタイルになっていった。

日本のクライミング界にインパクトを与えたのが。山と渓谷社が1980年に発行した『岩と雪』72号の表紙、ジョン・パーカーがMidnight Lightningを手足だけで登っている写真であった。これ以降日本では、各地の岩壁ルートが次々とフリー化されたほか、アルパインクライミングだけで行うものと、アルパインクライミングにフリークライミングを取り入れるものと分かれていった。

アルパインクライミングにフリークライミングを取り入れていったものは、アルパインクライミングのレベルを押し上げることにもつながり、平山ユージらなどの世界レベルのフリークライマーを生み出すことになった。