プルージックノットの意味 登山用語

プルージックノット

プルージックノット(prussik knots)とは、太いロープや木などの物に、細い輪状になっているロープを3〜4回巻きつける方法である。負荷を掛けると締まり、緩めると自由に動かすことができる。アッセンダーの代わりやセルフレスキューとして使うことができる。

結び方は、@輪状のロープをメインロープなどに巻き付け、A輪のロープの端を、もう一方のロープの端の中に入れ、これを数回繰り返し、B最後に端に通して引っ掛け、結び目をきれいにして完成である。

ただ、巻きつけるロープの太さによって制動力に差があることから、最近ではクレイムハイストという結び方が推奨されている。ちなみに日本ではプルージックノットあるいはプルージック結びと呼ばれることが多いが、正式にはプルージックという。このプルージックという名前は、オーストラリアの登山家カール・プルージックが考案したと言われていることからきている。なお、1回だけ回したものは、ガースヒッチと呼ばれる。