ブロードピークの意味 登山用語

ブロードピーク

ブロードピーク(Broad Peak)とは、ヒマラヤジャイアントと呼ばれる山の1つであり、カラコルム山脈のガッシャーブルム連峰に連なる、標高8047mの山。中国とパキスタン国境に位置する。

ブロードピークという山名は、山頂の幅が1.5kmもあることから「広い頂(いただき)」「広い峰」を意味するBroad Peakから来ている。現地のバルティ語(チベット語の方言)ではファイチャン・カングリ(Faichan Kangri)と呼ばれる。1957年6月9日にオーストリアの登山隊が初登頂に成功している。彼らはアルパインスタイルで無酸素登頂に成功している。1990年7月30日に日本人で初めて小西浩文氏、山野井康史氏らが無酸素登頂に成功している。

最近では、2013年3月5日にポーランド登山隊が冬季初の登頂に成功しているが、2名が下山中にビバークしたまま行方不明になっている。ヒマラヤジャイアント14座すべてを踏破した竹内洋岳氏は2008年7月31日にクラシックルートで登頂成功している。