ベルクロの意味 登山用語

ベルクロ

ベルクロ(Velcro)とは、日本では「マジックテープ」と呼ばれている。二つのテープの片方がフック上に起毛したテープで、もう片方が細かいループを密着されたテープで、この二つのテープを重ね合わせて結合するもので、面ファスナーともいう。

ベルクロは、1941年、スイスのジョルジュ・デ・メストラル (George de Mestral)が、アルプスを愛犬と登山時に、野生の実が自分の衣類や愛犬の体にひっつくことにヒントを得たのがきっかけであり、1948年にそのしくみを研究開始し、1951年に特許出願、1952年にスイスでVelcro S.A社を設立、1955年に特許認定される。

現在は、アメリカの二ューハンプシャー州マンチェスターに拠点を置き、ベルクロUSA社(Velcro USA Inc.)となっている。Velcroは商標であり、現地法人またはライセンス契約している企業で生産されている。日本では日本ベルクロ(現在のクラレファスニング)とYKKをはじめとするライセンス契約している企業で生産されている。