ママリズムの意味 登山用語
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ママリズム
ママリズムとは、19世紀末にイギリス人登山家アルバート・F・ママリー(Albert Frederick Mummery)によって提唱された精神論。ママリーは、より困難なルートからの登山を提唱し、スポーツ登山はその困難さの中に喜びを見いだすものであるとし、これが「ママリズム(新登頂主義)」として後のアルピニズムの主流思想になっていった。
それまでのアルピニズムは登頂を目的とするものであったが、ママリーはよりただ登頂するだけではなく、より困難なルートから登頂を目指そうとした。ママリーは1895年に、ヒマラヤのナンガ・パルパット(Nanga Parbat、標高8125m)に挑戦し、そのまま行方不明となっている。ママリーがナンガ・パルパットの最初の犠牲者となった。
20世紀になり、1953年にヘルマン・ブールが単独・無酸素登頂に成功した。ナンガ・パルパットは登山家の間では「経験者の山」とされ、K2と並び、まだ冬季登攀に成功していない山でもある。
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