マロリーの意味 登山用語

マロリー

マロリーとは、ジョージ・マロリー(George Herbert Leigh Mallory)のことで、19世紀終わりから20世紀初めにかけて活躍したイギリスの登山家である。マロリーが登山を始めたのは1896年の13歳の時である。

1911年にモンブランに挑戦し、モン・モディ(Mont Maudit)の前壁を登攀成功している。1852年に、インド測量局によってエベレストが世界最高峰であることが分かると、北極・南極の極地探検で「初」到達に敗れていたイギリスは、エベレストを第三極として、「初」登頂することを目指し4度に渡る遠征隊を結成している。

マロリーは第1次から第3次まで遠征隊のメンバーとして、エベレストに行った。1924年のイギリスの第3次エベレスト遠征隊に選ばれ、エベレストの北東稜付近で、パートナーのアンドルー・アーヴィンと共に行方不明になり、エベレスト登頂したのか、真偽のほどが分からない。1999年に国際捜索隊によって遺体が発見されたが、アンドルーの遺体はまだ見つかっていない。その後、イギリス隊悲願のエベレスト登頂は1953年、ニュージーランド出身のエドモンド・ヒラリーによって達成されている。