ミックスクライミングの意味 登山用語

ミックスクライミング

ミックスクライミングとは、岩肌と氷壁が交互に存在している場所を、岩にアイゼンやアイスバイルをひっかけて登り、氷壁に移るといったクライミング方法をとる。文字通り、ロッククライミングとアイスクライミングをミックスしたものである。

ミックスクライミングはクライミングの中で比較的新しく、1994年ジェフ・ロウ(Jeff Row)が、アメリカのコロラド州ヴェイル(Veil)で開拓したOctopussy(M8) などが最初のミックスルートとされている。その後、ヨーロッパに波及し、1997年にロベルト・ジャスパー(Robert Jasper)によって、スイスのバーゼルでTrait de Lune(M8+)が最初のMグレードとして開拓された。

やがてミックスクライミングの要素はアルパインクライミングでも取り入れられるようになり、スピーディな山岳登攀が可能となったお。日本でミックスルートの開拓が始まったのは2001年であり、全国各地で開拓されるようになるのは2003年のことである。札幌登攀クラブのメンバーが中心になって開拓していった。