メスナーの意味 登山用語

メスナー

メスナーとは、ラインホルト・メスナー(Reinhold Messner)のことであり、1944年イタリア生まれの登山家・冒険家、作家である。1966年、22歳の時、グランド・ジュラス北壁(ウォーカー北稜)を登攀している。

1969年にはアイガー北壁を当時最短記録で登攀している。1970年にナンガ・パルバット登頂から、1986年マカルー、ローツェの登頂に成功し、ヒマラヤ14座すべてを17年間かけて登頂し、世界で初めて14座すべての登頂を果たした。メスナーは8000m峰すべてを無酸素登頂し、途中からアルパインスタイルに切替え、ナンガ・パルバットとエベレストは単独登頂している。1970年のナンガ・パルバット登攀の際には、弟ジュンター・メスナーも一緒だったが、弟は遭難死している。

冒険家としては、グリーンランド、南極大陸、ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠の探検もしている。メスナーは作家としてもたくさんの著書を書いており、世界中の登山家などに読まれている。現役を退いた現在、映画監督への道を目指していると言われている。