ヤッケの意味 登山用語

ヤッケ

ヤッケ(ドイツ語:Windjacke)とは、防風・防寒用のフード付きの上着のことをいう。ドイツ語のウィンドヤッケを省略してヤッケと呼んでいた。

現在ではヤッケと呼ばれることは少なく、フード付きのアウターウェアはパーカー、それ以外のアウターウェアはジャケットと呼ばれることが多い。また、フード付きのアウターウェアで前部分はフルジップではなく、頭からかぶって着るタイプのものはアノラックとも呼ばれる。また、フード付きあっても素材によってハードシェルまたはソフトウェルと呼ばれることもある。

ハードシェルは防水透湿性素材を使用しているためゴワゴワしていることからそう呼ばれる。ソフトシェルは撥水性・保温性・耐風性をメインにしたものが多く、雨天時以外にはアウターとしても着用できる。シーズンに応じたアウターウェアがあり、春〜秋は主に耐風性を重視したもので薄手だが、風が衣類のメッシュを通して衣類の中に入ってきて体を冷やさないように設計されている。

撥水性素材で、脇下部分にベンチレーションを設けて、体から出る蒸気が外に抜けて蒸れないようになっているものがある。冬は保温性が重視され、ダウンジャケットやダウンの代わりに化学繊維の中綿を使ったものがある。