藪こぎの意味 登山用語

藪こぎ(やぶこぎ)

藪こぎとは、ササ・草・灌木(小さな木)などが繁茂している場所を、かき分けながら進むことをいう。登山道上にあり、登山道を覆っている場合は止むを得ず藪こぎをせざるを得ないが、整備されている登山道での登山に飽きたらず、道なき道(廃道、作業道、けもの道など)を積極的に選択して歩く人もいる。

道なき道を行くのであるから、当然、道迷いしやすいため、地図・コンパスを利用した読図術とルートファンディング力が必要となる。藪こぎは視界が悪いため、蜂の巣があっても気がつかなかったりして、蜂に襲われることもある。特にスズメバチには要注意である。

また、熊やイノシシなどの獣と出くわすこともある。出会いたくないが出会ってしまった時のために、心得を知っておくといい。なお、藪こぎには、木の枝に引っかかったりして登山ウェアはボロボロになるため、古くなったものを着ていき、肌は出さないようにし、軍手をはめておく。高い登山ウェアはもったいない。また万が一のために非常食と水は必須である。