山屋の意味 登山用語

山屋(やまや)

山屋とは、山が好きな人、本格的な登山をする人のことをいう。スキーをする人たちのことをスキーヤーと呼ぶようになってから、それに対抗するかのように山屋と呼び始めたとか、起源は定かではない。

山屋という言葉は感覚的なもので、定義があるわけではないが、本格的登山を趣味とする人たちは自分のことを山屋と呼ぶ人が多い。自分のことを自嘲的に山屋と呼ぶ人もいる。沢登りをメインにする人は沢屋と言う。山屋の位置づけとしては登山家・アルピニスト>山屋>トレッカー>ハイカーといったところだろうか。職業としてではなく、趣味として登山をするが、高度な登山技術や知識を持ち合わせており、装備や道具などにこだわりを持つ人も多い。登山条件が厳しい冬山でもテントを持って登山している。

なお、登山を趣味ではなく専門家として高所登山する人たちのことは登山家といい、山岳ガイドを仕事にしている人たちも、山岳救助隊の人たちも、山屋とは言わない。